UP DATE2024年05月20日 (月)
松本幼稚園で冨永が園医として健康健診を実施しました
令和6年5月17日に、私が園医を務める江戸川区の松本幼稚園で健康健診を実施しました。
健康健診を受ける子どもたちは、緊張した面持ちで順番を待っています。
前の子が、最後に喉の診察を受けているので、自分の順番がやってくると口を開けて待っている子が多くいます。かわいくて悩殺されてしまうのを必死に抑えて、真剣に診察を行います。
子どもたちは、緊張している子、自分がちゃんと診察を受けることができることに誇らしげな子、一つ一つの経験がこの子たちの成長に繋がることを微笑ましく感じていました。
健診の時は、みんな「こんにちは!」「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!!」と挨拶してくれます。ちゃんと挨拶ができるように先生や私がアシストしているのですが、アシストをすることで確かに挨拶ができるようになっていきます。
挨拶ができないからと言って、だめな子と言うのではなく、だからといって挨拶ができなくてもいいと過度に庇うのでもなく、今はあいさつをする時なんだよと教えてあげること。
子どもたちは、今どうしたらいいのか分かれば挨拶をすることができます。
挨拶ができた後に流れる、温かい時間に触れることで、その子の脳は次からも挨拶をすることを選択するようになっていくのです。
今となっては、賛否両論がある躾ですが、先生の温かさと元気な子どもたちの中で、とっても楽しい躾が行われている貴重な現場に接し感動しました。
検診を終えると、授業を参観させていただきました。
松本幼稚園は、「人との触れ合いを大切に、 心豊かに育てること」を大切に、ユニークで効果的な教育を実践しています。
(松本幼稚園HPより)
授業参観では、子どもたちが一斉に本を音読する時間を見させていただきました。
大きな声で、楽しそうに音読する子どもたち。読んでいるテキストをみると、漢字がたくさん書かれています。
中には、中学生になって習う漢字もありますが、子どもたちはスラスラと読んでいきます。
石井式漢字教育の実践の一環と思いますが、子どもたちが漢字混じりの文章を読むことはとても自然なことであることの確認の機会となりました。
松本幼稚園は、NPO法人 ヒトの教育の会の活動にも大いに共鳴いただき、福岡井口感性塾への登壇、寄稿、広告協賛をはじめ多大なるご協力をいただいています。
子どもたちが深い愛情と生きる力を享受することができる、理想的な教育実践が松本幼稚園では行われていました。
(検診を終えて、子どもたちは聴診器に夢中で、行列ができていました。夢中になりながらも、ちゃんと並んで譲り合える園児たち。えらいぞ!!)